M&A支援
M&A取引は、企業の重要な成長戦略として位置づけられます。M&Aにおける当初企図した成果を着実に実現させるためには、M&A取引の過程におけるしっかりとした事前検討、調査が必要不可欠です。また、M&A後の統合プロセスも早期にM&Aの成果を結実させるためには、極めて重要なものとなります。私どもは、企業の皆さまの経営戦略を支えるべく、M&Aの準備段階から統合に至るまでのプロセスを全面的にサポートいたします。
買手におけるM&Aの一般的なプロセスは、以下のような流れにより行われます。
■ プレディール段階
経営戦略の一環としてのM&Aの目的等を明確にし、M&A取引の対象となる候補企業の中から、基礎的な情報分析、予想されるシナジーの分析、暫定的な価値評価、M&Aストラクチャーの検討等を進めつつ、ターゲット企業の特定を行うことになります。その後、上記の調査結果に基づき、暫定的な買収価格やストラクチャーなど基本条件を売り手に提示しつつ交渉を進め、基本合意に達すると基本合意書（MOU:Memorandum ofunderstandings, LOI: Letter of Intend）
が締結されることになります。
プロディール段階において、私どもは、M&Aのスキーム策定、暫定的価値評価の実施、予備的調査の実施、基本合意書策定への助言等を通じてM&A取引をサポートします。
■ 実行
実行段階においては、基本合意書締結後、秘密保持契約が締結され、デューデリジェンスが実施されることになります。デューデリジェンス業務では、ビジネス、法務、財務、税務等について、M&A取引に内在するリスクを把握するため、買手企業のプロジェクトチームが外部の専門家を活用しながら、これらの調査を進めることになります。
その後、デューデリジェンスにより特定されたリスク事項をM&Aに係る取引価格、取引条件等の交渉を通じてリスク低減のための対応が図られ、最終的な合意形成に至ると買収契約書の締結がなされます。
実行段階において、私どもは、財務デューデリジェンス、企業価値評価、クロージングに向けてのアドバイス等を通じて、M&A取引をサポートします。
■ ポストディール
M&A後の統合プロセスは、新たな管理体制のもとで被買収事業を円滑に遂行するために極めて重要なプロセスと位置づけられます。
私どもは、M&A後の統合プロセスにおいて、経営管理体制の統合、連結決算体制の構築、業務プロセスの改善、経営状況のモニタリング等を通じて、M&A取引をサポートします。
私どもは、このような一連のM&A取引プロセスを通じて、貴社の成功を全面的にサポートいたします。
セルサイド支援
上記は買手企業の支援内容となりますが、売手企業においても、事業の売却等に際して、事前にリスク要因を把握し、売却取引の円滑な実施のため、以下のような支援業務をご提供いたします。
セルサイド・デューデリジェンスの実施
買手企業からの想定質問事項策定とその対応への助言
